最近大人の間で密かなブームとなっているボルダリング。都内を見渡せばいくつも専用のジムが見受けられるほどの人気ぶりです。
そんなボルダリング、実は大人だけでなく子供も楽しめるスポーツだということをご存じでしょうか。
体が小さいうちは不利に感じられているボルダリングですが、子供の頃から取り組んでおくことがオススメされる理由がいくつも見受けられました。
ボルダリングを子供のうちから始めておくと、体力作りができます。想像の通り、もっとも負荷が掛かるのは上半身の筋肉です。
しかし、上級者になるにつれ下半身の筋肉が発達していなければ課題をクリアできないため、最終的には全身の筋肉が満遍なく鍛えられます。
ボルダリングには他のスポーツより想像力が広がりやすいという特徴があります。なぜなら、ボルダリングは計画性が大切だからです。
登る前に壁を見て「どのホールドを使うか」「足はどこに置くべきか」という計画を立てることで、課題のクリアがグッと楽になります。
この技術を“オブザベーション”といい、子供の想像力を成長させるために役に立つ能力です。
基本的には複数人でジムを利用してボルダリングを行うため、順番待ちや譲り合いといったルールを守らなければいけません。
つまり、協調性が大切です。ジムにある壁の数は限られています。利用者同士で上手く立ち回るために、自然と協調性が身につくのです。
親と一緒にボルダリングジムに通っている子供は多く、ジムで知り合った子供同士のコミュニティ形成が期待できます。
基本的なマナーとして、他の人が登っている間は待機していなければいけません。
その時間を利用して、待機中に登っている人にアドバイスを送ったり応援したりすることでコミュニケーションが発生するのです。
やがて競技外でも話すようになり、新しいコミュニティを生み出すかもしれません。
子供をボルダリングジムに通わせたい場合は、子供向けのレッスンがあるジムを選ぶと良いです。
そのようなジムは子供に適した課題に得手がある上に、他のジムよりも多くの子供をレッスンした経験があります。
あまりにプロ向けのジムだと子供が挫折してしまう可能性が否定できないため、まずは子供が楽しく長く続けられるようなジム選びから始めましょう。
大人の間でブームになっているボルダリングは、子供でも楽しめるスポーツです。
特に若いうちからボルダリングに挑戦しておくと、体力作りや想像力の成長に良い効果が期待できます。子供と通えるボルダリングジムも数多くありますので、親子のコミュニケーションを円滑にするためにも、一緒に取り組める習い事として検討してみてはいかがでしょうか。